発達障害:相手の「実態」を知りサポートする
昨日に引き続き、ファミ片3周年イベントのお話。
特別講演会「ちょっと気になる子どもの支援〜発達障害を考える〜」のご報告です。
「この子、ほんとに大丈夫?」
とっちらかった、マイペースすぎる男子を持つ母親なら
一度は心配になった事があるのではないでしょうか。私もそんな一人です。
いらしていただいたのは広島在住の特別支援教育士スーパーバイザー、竹内𠮷和先生。
これまでに1000人以上の支援に携わり、学校、施設、企業へのコンサルテーションも
されている発達障害の専門家です。
二冊のご著書を事前に拝読して講演会に参加。
ワークノートの方は、「人の基本となる9つの能力」の得意不得意を、
自己診断である程度確認できるチェックリスト付きです。
※9つの能力:聞く、話すなどの学習に関わる6つの能力、行動のコントロールに
関わる2つの能力、そして対人関係に関わる能力で合計9つ)
今回は学習に関わる6つの能力のうち、「聞く」と「話す」の2つを解説。
絶妙なワークを通して、「聞きづらさ」や「話す難しさ」を参加者が体験しました。
自分で体験するって本当に大事!ワークの度に会場がどよめく。
発達障害に関して大切なのは、
何が不得意でどの能力が弱いのかという、相手の「実態」を知る事。
(同じ発達障害でも、その現れ方は本当に人それぞれです)
そしてそれを「治そう」とするのではなく相手の個性として受け入れ、
苦手や不便を支援できる方法を知る事。
「必ず何かしらできる事はあります」と先生が力強くおっしゃっていたのが
とても印象的でした。
困っている相手の、苦手な事と心に寄り添う。
発達障害かどうかに関わらず、全ての人にとって大切な話。
そして今の社会・教育制度も、まだまだ対応しきれていない感じ。
そんな中でも今すぐ私達が出来る事としては、
正しい知識を持つこと、
周りの雑音を気にせず、何よりも自分の不安に負けず、
相手のいいところを認めて伸ばし、
苦手なところをサポートしてあげる事なんだろうなと。
答えの出ない、難しく重いテーマでもありますが、
講演会自体は、あるある話満載の笑いから、
とめどなくあふれるあったかい涙まで、
感情が両極端に揺さぶられた素晴らしい1時間半でした。
何よりも、支援を必要としている人に対する
先生のまなざしの優しさ、愛情の深さに救われた想いです。
できない事による不便ももちろんですが、
家族や周囲から「できない子」扱いされるのが、一番心が痛むから。
それにしても、竹内先生。
うら若い(くはないけどさ)女性達をあんなに汚く泣かせるのは、
はっきり言ってマナー違反よ(笑)。
我が子への関わり方は、ファミ片1級講座でもじっくりしっかり扱っています。
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☆子どもとの片づけのポイントは、コミュニケーションであることがわかる本♪
- 2017.11.27 Monday
- 家族・子どもとの関わり方
- 18:28
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- by 家族の暮らしと絆を 整理収納で整える お片づけカウンセラー橋口真樹子