物を「卒業」する事

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    明日は息子の遠足の日。
    小3になっても一人で持ち物をそろえさせようとすると数時間かかる脱線息子ですから、母も「急がば回れ」としっかり時間をとってお付き合い。遠足のしおりの「持ち物リスト」に従ってひとつひとつそろえながら、☑を記入させます。

    「しきもの」を高い棚から出してあげようとしていたら、息子が一言。
    「あの、『お父さん』のとかにしてくれる?仮面ライダーのじゃなくて。」

    はいはい、わかってますって。もう仮面ライダーは卒業だったもんね。ちなみに「お父さん」とは、昨年娘の携帯を買ってあげたときにもらったソフトバンクの「お父さん犬」のレジャーシートの事(笑)。
    2、3歳の頃に初めて「出会ってしまった」ウルトラマンがきっかけで、ウルトラマン、なんとかレンジャー、仮面ライダーと、「ヒーロー系」のおもちゃにのめりにのめり込んできた息子がそれらを卒業しはじめたのは、去年の春休み頃?だったでしょうか。学校から帰宅するなり、「ねー、細長いお弁当箱がいいんだよっ!もうウルトラマンのお弁当箱はやめて!」と、なぜかプンプンな息子(笑)。「何怒ってんだ、そんな事今まで言ったことないじゃーん」と思いながら聞いていると、どうやらお友達に「まだそんなの使ってんのー」と馬鹿にされたらしい(笑)。
    それ以来、ヒーロー系の人形、絵本、おもちゃなどが、少ーしずつ、我が家から減り始めました。いとこにあげたりリサイクルショップに持って行ったりお友達の弟くんにあげたり。

    子供は成長し、その時には「お気に入りの物」でもちゃんと卒業していくんですね。
    でも、大人だってこれからもまだまだ成長できるんです。時には子供の潔さを見習って、今の自分にふさわしくなくなった物を卒業してみましょう。

    心配すること、信頼すること

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      今日はお片づけカウンセリング&作業の日でした。最近では初回から5時間を確保して、カウンセリングと同時に作業を希望される方が増えてきました。お会いした事もないうちから信頼していただけるのは、身の引き締まる思いです。

      今日はカウンセリング中に「我が子への接し方」という話になりました。お客様のお子様がたは我が家よりは大分年上でしたが、それでも親の子を心配する思いは同じです。

      私自身も日々痛感している事ですが、子供を持つと心配の種はつきません。小さいうちは小さいなりの、大きくなってきても大きいなりの心配事が出てくるものなんだなと思います(笑)。
      心配する気持ちは同じでも、子供の年齢によって親もサポートの仕方を変えなければならないのが難しいところ。「忙しい!」と思いながらもあれこれと口と手を出しやすい小さな頃は、実はむしろラクな時期なのです。大きくなってくると「あえて黙って見守る」が大事になってきますが、これの方がよっぽど!!大変・・・(笑)。

      親が子供を心配し、口や手を出すのはもちろん、愛情ゆえ。でもこれが行き過ぎてしまうと、「あなたにはできないんじゃないか」、「失敗してしまうんじゃないか」という、ネガティブメッセージとして伝わってしまい、本人も「自分にはできないかも・・・」という不安を感じるようになってしまいます。
      「大丈夫かな?」と心配しつつも、あえて「うちの子ならきっと大丈夫!」と信頼し、見守る事。時にはとても難しい事ですが、やはり何よりも大切なことだと思います。

      だから、我が子に対して口出ししたくなったときは、ちょっと一拍置いてみましょう。「もしかして、自分の不安をのっけてしまってない?」と考えるだけでも、我が子への言葉が変わってくると思います。

      父の日記

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        昨日の母とのランチの時、父の日記を預かりました。

        日記は父の大学時代のものでした。父と母が出会って付き合うようになるまでの頃の日記です。

        「え、これ、私が読んでもいいの?」と聞くと、
        「まあ、いいでしょ。私の事も結構書いてあるからちょっと恥ずかしいけど」と言いながら笑って託してくれました。

        私が子供だった頃の父の印象といえば、仕事で忙しいとか、起こった時の声は本当に怖いとか(太くていい声だっただけに)、トランプやポーカーではズルをして子供たちをからかうとか、だったでしょうか。ドイツに住んでいた頃は、仕事仲間と家族ぐるみで遊んでもらったり、週末にオフィスに連れて行ってもらったりもしました。
        自分がもっと大人になってから気づいたことは、父と母がとても仲良しだということでした。
        日常生活における様々な場面で、それを感じていた気がします。

        帰宅して一気に読んだ父の日記は、不思議な感じがしました。
        私が大好きだった懐かしいクセ字が縦書きで綴られた日記。その時代の文学小説を読んでいるかのような言葉遣いや、大学生らしい、人としての理想や人生に関する様々な思索、クラスメート達との他愛もない、でもかけがえのないやりとり。
        そして母との大学での様々な会話や思い出が綴られていました。

        子供にとっての親というものは、小さな頃はそれこそ「パパ」「ママ」の姿しか見えていなくても、子供が成長して親の年齢に近づくにつれて、次第に一人の男性、女性としての面も見えてくるものだと思います。父の日記には、一人の大学生としての、男性としての父がいました。

        母とは母子の会話だけでなく、女性として主婦として、様々な話をしてきたけれど、父とはそこまであれこれと語り合ったりしてこなかったことを改めて残念に思いました。
        娘に日記帳を読まれて今頃父は苦笑しているかもしれませんが、預けてくれた母には感謝です。


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