すずめバチ騒動:母の雄姿?とドンびく息子

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    終日PC作業をし、

    「遅くなったなあー」と思いながら洗濯物をとりこみ、

    既に帰宅していた息子に声をかけ、スーパーに買い物へ。

     

    帰宅してインターホンを鳴らすと、息子本人が転がりでてきました。

    「やばいやばい!ちょっとやばいって!」

     

    聞けば私が取り込んだ洗濯物から、でっかいスズメバチが飛び出したとのこと。

    (ブーンという音に母のスマホ忘れかと思ったら、目の前に突然出てきたらしい)

    今はリビングにいるため、ドアを閉めて隔離したとの事。

     

    我が家はもともと、ピョンピョングモは日常茶飯事、その他にも

    カナブン、セミ、名前不明の虫がとびこんで来ることが多い方。

    他の虫なら外に逃がしてやるんですが、スズメバチかあ。

     

    「・・・これはやっぱり、しっかり駆除だよね。」と、覚悟を決めた母。

     

    日々のクモの捕獲は、相手の動きが手に取るようにわかる息子担当ですが、

    スズメバチにはえらくおっかなびっくりで「とても無理!」状態。

     

    小学校時代からスズメバチの怖さを聞かされすぎたんでしょうか、

    騒ぐ息子を見ていると、私までもっと怖くなってきます。

     

    心を落ち着けるために、まずは買ってきた食材を冷蔵庫に片づけて。

    キッチンの殺虫剤を取り出し、「たたくもの」を息子に指示。

    (なぜ数学のノートなんじゃい)

     

    「・・・じゃあいくよー。

       ・・・もし飛んだら君もちゃんと援護射撃しなさいよっ!」

     

    敵がさっきと同じ場所にとまっているのを確認し、

    静かに近づいて殺虫剤を直接、一気に噴射。

    気味悪いほど動かないままの標的に10秒近く吹きかけ続けたら、

    ふらふらと下に落ち、チェストの上、フローリングの上と、

    ジジジと動きながら落ちていく5センチほどのスズメバチ。

     

    それを無言で、容赦なく、バンバンたたき続ける母。

     

    その間、息子は

    「うわあ〜、無理―!」、

    「ああ〜っ、俺の数学のノート!」、

    「ひいぃ〜・・・」

     

    とうとう動かなくなった大きな塊を、

    新聞紙に包んでごみ箱に捨てるまで、

    全て母が、1人で、頑張りました・・・。

     

    「いやあ〜、惚れるわあ〜。」

     

    惚れんでいいから、しっかり母を守らんかいっ。

     

    血も涙もない、容赦ない駆除っぷりにドン引かれたけど、

    アタシだって、怖いのよっ。

    母というものは必要に迫られて、泣きながらどんどん強くなるのです。

     

    「かあさん、僕に任せて!」

    そんな風に行ってくれるその日のために、

    中2男子、まだまだ鍛えないとダメそうです・・・。

     

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