家づくりの専門家こそ、整理収納の知識が必須です
お片づけの作業に伺うたびに実感すること。それは、
家づくりに関わる専門家は整理収納の知識を身に着けることで、
お客様により上手に寄り添い、より適切なアドバイスができるということです。
「マイホーム完成、またはリフォーム工事の数年後にお客様宅に伺うと、
新築当初のスッキリ感がすっかりなくなっていて・・・。」
これは、家づくりに携わる方々からよく聞くお悩みの一つ。
そうなんですよね。
お家が完成したその後も、家族の毎日の暮らしはずっと続く。
その時には存在しなかったモノが、新たに買い足され、増えていく。
子供は成長するし、大人のライフスタイルだって、大きく変わる事がある。
「心地よく住まう」ためには、
使いやすいハード(間取りや広さ、収納スペース)を実現することが大切。
でも、良いハードを上手に使いこなすソフトのスキル(整理収納の知識)も、欠かせません。
私たち整理収納アドバイザーの普段の仕事は、
既にある間取り・広さ・収納スペースを「どうすれば上手に使いこなせるか」
のアドバイスが中心になりがちです。
そしてどんなお宅でも、整理収納の工夫の余地はあると感じます。
でも時には、お引っ越し前・新築前・リフォーム前の、
ハードを検討する段階から関われることがあります。
その時に思うのは、ハードを作る段階から整理収納の知識を生かせる方が、
我が家はより心地よい空間になるということです。
整理収納の知識とは、間取りや収納スペースの種類・サイズだけではありません。
そこに暮らす家族の価値観や暮らし方、一人一人の性格や個性、癖や趣味、
性別・年齢・ライフステージ、はたまた家族内の関係やお互いへのリクエストなど、
複数の人間が「家族として一緒に暮らす際の心地よさ」を左右する、
ありとあらゆる要素に寄り添えるためのスキルであると感じます。
アドバイザーはお客様の「リアルな暮らし」に伺うお仕事。
テレビや雑誌、インスタでの私達の発信はどうしても
見た目のキレイ目を引きますし、実際それを求められがちですが、
整理収納の本当の価値は、もっと深いところにあるんです。
それを一般のお客様だけでなく、
家づくりのプロの方々にも積極的に伝えていくことが
整理収納アドバイザーの役割の一つだと思います。
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- 2018.04.23 Monday
- 整理収納を仕事にする
- 14:21
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- by 家族の暮らしと絆を 整理収納で整える お片づけカウンセラー橋口真樹子